【Trip.com】
中国旅行手配の定番。# Trip.comアプリ(Android / iOS)
アカウントが無くても予約可能だが、旅行者情報を登録しておけば、決済時の入力の手間が省けるのと、ポイント獲得や予約管理にも便利。操作性は日本の既存サービスを上回る完成度。
◆使用した感想
使い勝手は良い。2度トラブルが発生したが、その都度Trip.comから電話連絡があり、対応は迅速で適切だった。1度目はTrip.com都合によるキャンペーン価格成約の撤回、2度目は航空会社事情によるフライトのキャンセルだったが、問い合わせに対する返信も早く、補償額も納得いくものだった。言語は日本語もしくは英語でいずれも流暢。
中国国内航空券については最安の料金を提示するが、海外航空券やホテルはそうでもない印象。新幹線「高鉄」など列車の予約も可能。
◆注意点
・中国の中小都市名を検索する際、日本語の漢字が認識されないケースがある。この場合、たとえば"張家界"を検索するなら、まずグーグル翻訳(中国語→英語)で地名を英語表記「張家界→Zhangjiajie」させてから、"Zhangjiajie"をコピペして検索し直せば解決する。
・中国地方都市の安ホテルでは外国人宿泊不可のケースがある。その旨表記されているとは限らないので、直接ホテルに確認するのが確実。個人的な体験だが、予約先ホテルで「宿泊不可」と言われたら、その場からTrip.comに連絡すれば対応するとの事だった。
問い合わせ先: support_jp@ctrip.com(日本語対応可)
【VPN】
中国国内では当局の制限により、グーグルのサービス(グーグル検索、Gmail、グーグルマップ、Youtube等)や、主要SNSであるフェイスブック、ツイッター、インスタグラム、LINEに接続できないが、VPNによってこれを回避する事が出来る。また中国の古いホテルでは、たとえ星付きでも、パスワードが掛けられていない傾向があったから、VPNはどのみち必須。◆セカイVPNの場合
有料(月額1,000円)だが、無料体験期間が2ヶ月あるので、その期間内に解約すれば費用は掛からない。
接続方法は、PPTP、L2TP、OpenVPNの3つがあり、今回は繋がり易いOpenVPNを選択。ホテルのWiFi事情にもよるが、ウェブ閲覧はほぼ問題ないレベルだった。OpenVPNの設定には「OpenVPN Connect」という専用アプリをスマホにダウンロードする必要がある。
参照: OpenVPNの設定方法
◆注意点
近年、VPNも頻繁に規制されており最新動向に留意したい。基本的に有料VPNの方が有用ではある。
【銀聯カード】
中国国内では、VISA、MasterCard、JCBの主要クレジットカードが使えないケースがある。ある程度の期間滞在するなら「銀聯カード」を作っておくと重宝する。◆プリペイド形式
旅行用に特化するなら、NEO MONEYに申し込んで、プリペイド型の銀聯カードを作るのも手。入会金・年会費が無料で、審査も無く、ネット申込みなら1週間以内、セゾンカウンターでなら当日30分ほどで発行できる。案内ページはこちら。
プリペイドカードへのチャージは、あらかじめ日本国内で済ませておく必要がある。コンビニATMやインターネットバンクなどで可能。チャージ方法はこちら参照。
◆注意点
カード端末機を置いていない駅窓口やホテルでは、プリペイド型銀聯カードは使えない。高鉄のチケット売り場では、カード端末機がある窓口と無い窓口があったし、とあるホテルでは端末機はあっても対応カードブランドが限定され、やはり使用不可だった。銀聯プリペイドカードのメリット、デメリットはこちらのブログに詳しい。
◆クレジットカードについて
クレジットカードでのキャッシングは中国国内のATMでも可能。普段の買い物は現金、多少高額の買い物(鉄道チケットやホテル等)はプリペイド銀聯カード、現金が不足してきたらVISAカードでキャッシング、と使い分ければ、多額の現金を所持するリスクも避けられる。念の為持参した円現金は、結局両替する機会も無かった。
ただし以上は数年前の話で、今日はQRコード決済が主流。
【百度地图】
中国ではグーグルマップ以上の威力を発揮する。機能は同じだが、バイドゥマップの強みは、現地と同じ簡体字で地名や細かい路地名を正しく表示する事。ルート検索の精確さ、豊富な現地のスポット情報なども上回っている。#バイドゥマップアプリ (Android / iOS)
使い勝手の良いバイドゥマップ
◆機能
・アプリで訪問予定都市のマップをダウンロードしておけば、オフライン環境でも地図を見る事が出来る。方法はこちらのブログ参照。
・GPSオン時は、オフラインでも現在地が地図上に表示される。移動にともないポイントがほぼ正確にマップ上を動く。
・GPSオン時は、オフラインでも現在地が地図上に表示される。移動にともないポイントがほぼ正確にマップ上を動く。
・地名検索では、ある程度日本語で漢字入力しても認識する。例えば「武漢」と入力すれば「武汉○○」という風に候補地名一覧が表示される。
◆注意点
地方都市の町中では中々WiFiに接続できなかった。市バスを使う機会が多いなら、あらかじめ目的地間のバス路線番号とルートを調べておき、結果画面をキャプチャするなどして対応した。